狂人の過去

言えない。

なぜ?

自分で自分を傷つけること、これは、無意味であるようにしか見えず、無理解や嘲笑を呼び、けれど、無意味だけれど無意味ではないんです。子ども時代に有効であった戦略は、いまやもはや不適応である、し、心、体、脳、魂、過去の訴えであって、その繋がりを断ち切られた現在、狂人のさびしさ、捨て置かれ、狂人に行き場がないのはどの時代も、今ここ、も同じです。