東京の(夏の?)夜と明け方とドーミーイン

何にも追い立てられずに歩く夜の東京の街は好きだ。明け方も好きだ。今夏だから余計そう思うのかな? 人の少ない静かで明るい東京を歩くのは好きだ。

人の多いところとか、治安が悪いところとか、客引きがいたりする所は苦手なんだけど……。

そんなことも今皮膚がぐちゃぐちゃになっていなくて、体が本当に健康になったからだろうな。しかも明日が休みだからそんなこと思うんだろうな。

自分自身の内面が楽であれば、いつもと同じ街と光景と人並みがまるで違って見える。

以前、実家を出る前、なんの目的も無く、いや、自分が家から離れて一日を過ごして一人で寝泊まりしてみたら、どんな感覚がするのだろう、どのくらい楽になるのだろう、一度思い切って試してみようと思って、実家から抜け出してドーミーインに泊まりに行った時、やっぱり胸の中はずっと不安で、これから人生どうしたらいいんだろうって苦しんでいたけど、サウナに入って、自分ひとりだけの部屋で、誰からも責められることも追いかけられることも侵入されることもなくて、久しぶりに一瞬ぐっすり眠れたんだった。

あの時の感覚に似てる。

前より前進できているのかな。いつも苦しくていつも行き止まりの壁に顔を押し付けながら無理やり進もうとしているような気持ちなんだけど、本当に前より楽になっているよな。でも一刻も早く環境を変えたい。変えたほうがいいと思う。